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ノンプリズムTSを用いたアンカー工の偏心量管理

今日は、出来形管理の工夫について書きたいと思います。

毎回、アンカー工の偏心量の測定に苦労しています。特にこの現場はアンカー数の多さと法面のカーブに打つため悩みました。

偏心量の管理を安全かつ楽に管理できないかと?いろいろ聞いてみるのですがこれは!って回答がないのが現実です。

「従来の管理方法」

従来のアンカー工による偏心量の測定は二人が法面へぶらさがり、控え杭からスケールなどで計測していたが、人手と時間がかかる大変な作業です。

法面へぶらさがり、一つ一つ測るのがほんと大変。

そこで考えたのがTS(トータルステーション)のノンプリズムでの測量です。

(目標物に直接レーザー光を照射し、戻ってくるわずかな乱反射光を使って目標物までの座標を測定する技術です。)

「ノンプリズムTSを用いた管理方法」

まず最初にアンカー心の座標を事前に3Dキャドで計算しておきます。

(今回はカーブや配置が複雑だったので3Dキャドを使用しましたが直線で複雑ではない物は2Dキャドでも座標は計算できます)

計測は安全な場所から 迅速にノンプリズムで直接測る事ができる。計測結果もTSに記録するだけ。

短時間に沢山の出来形が計測でき立会もスムーズに行えます。

またノンプリズムで座標を管理しておくと法面の定点観測としても使えると思います。

ただ3Dキャドでの設計値の拾い出しには少し時間がかかりましたが何より安全に出来形管理が出来た事が重要だと考えています。

ご安全に!

現場代理人 定岡


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